真空管アンプから流れる迫力のあるジャズと貴重な映画資料で、2倍楽しめる喫茶店!
ジャズ喫茶にどのようなイメージをお持ちでしょうか? 「敷居が高い」「入ってみたいけど、ちょっと勇気が...」と思われる方も多いかと思います。 今回は文京区白山にある老舗ジャズ喫茶「映画館」の扉を思い切って開いてみました! 場所は都営三田線の白山駅から歩いてすぐのところにあります。 扉を開けてまず目に入ったのが、『Hiroshima Mon Amour』(邦題:「二十四時間の情事」)のポスター。 フランスのアラン・レネ監督の1959年に公開された広島を舞台に撮影された映画です。 店内はしっとりとしたサックスのジャズが流れていました♪ 真空管アンプを通して流れる音は温かくも迫力ありますね。 このオーディオセット、なんとマスターの自作だそうです! まずはホットコーヒーを注文しました。カップとソーサーがおしゃれです! コーヒーが運ばれてくると同時にマスターが「リクエストありますか?」と聞いてくれました。 ジャズギターが好きなことを伝えると「フリージャズは聴きますか?」とマスターおすすめのライヴアルバムを 流してくれました。 NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽で一般の方にも有名になった大友良英の『Guitar Solo 2015 LEFT』 きれいな音色が流れたかと思えば、歪んだ激しい音も流れたりして、ロック好きな人も気に入りそうな音楽です! マスターからはこの大友良英の話をいろいろと聞かせてもらい、師匠の高柳昌行もおすすめしてくれました。 また店内には様々な映画資料もあり、入り口で目に入ったポスター『Hiroshima Mon Amour』に出演された女優 エマニュエル・リヴァが、映画撮影の合間に広島の風景を撮影した写真集『HIROSHIMA 1958』をマスターに 見せていただきました。 『映画館』で行われたライヴ音源を聴かせてもらいながら、写真集に見入ってしまいました。 この写真集を片手に当時と今を比べながら広島を巡ってみるのも楽しいかもしれませんね。 店内にはジャズも映画も貴重なアルバムや資料が多く、ライヴやイベントも行われています。 訪問時の少し前に映画関係のテレビ撮影も行われたようで、日本の有名俳優も訪れたそうです。 あっという間に時間が過ぎ、帰ろうとした時に「次回来た時は映画の台本を見せてあげるよ!」とマスターが 言ってくれました。 ジャズには興味あるけど、どれを聴けばいいかわからない場合、思い切ってジャズ喫茶の扉をみては どうでしょうか? 初めてでもいろいろと教えてくれると思いますし、「○○な感じのピアノのジャズが聴きたい」など リクエストしてみると、新しい音楽との出会いもきっとあると思いますよ! JAZZ喫茶映画館