膨大な種類の古代蓮の研究展示と壮大な田んぼアートは見る価値アリ!
以前、小規模な田んぼアートを見て「スゴいな~!」と関心していましたが、埼玉県行田市に大規模な田んぼアートがあると聞き、ツーリングがてらスーパーカブで行ってきました。
今回は、東京から国道17号を走って行田市に向かいました。
国道17号は交通量も多く、カブではハードな場所もあり、なかなか行田への標識が出てこないため、途中「この道で合ってるのかな!?」と不安もありましたが、約3時間で今回の目的地「古代蓮の里」に到着!
いつも行き当たりばったりなのですが、やっぱり初めて行く場所は下調べが大事だなぁと痛感…
駐輪場のすぐそばから、世界の蓮を見ることができる「世界の蓮園」と高くそびえ立つ「古代蓮会館」が目に入ります。
どんな公園なのか期待が高まります!
天気のいい中、約3時間も走ったので「冷たいものが欲しいなぁ~」と思っていたら、売店に「枝豆アイス」の文字が!
ご当地もののアイスクリームに目がない筆者は、さっそく実食!
行田在来青大豆の粒が入ったこのアイス、程よい甘さと小さい枝豆粒の歯ごたえが絶妙にマッチしてとても美味しいです。
行田在来青大豆は、その昔あぜ道などで栽培され「あぜ豆」と呼ばれていたそうですが栽培が難しく、収穫しやすい品種の栽培が主流になり、昭和50年代には殆ど姿を消してしまったそうです。
甘みが強く、豆腐や煮豆にすることが適しているということで脚光を浴び、再び栽培されるようになったそうです。
市をあげてPRされている行田在来青大豆、この枝豆を食べてみたくなりました!
枝豆アイスでリフレッシュしたので、「古代蓮の里」内を探索!
東京ドーム約3個分の敷地には、古代蓮池が広がっています。
この古代蓮、1971年(昭和46年)にゴミ焼却場建設中に出土された蓮の種子から自然発芽したそうで、その種子は1,400年~3,000年前のものと推定されたため、古代蓮と呼ばれるようになったそうです。
古代蓮は行田蓮とも呼ばれ、行田市の天然記念物に指定され、市の花でもあります。
行田蓮を含め、42種類の世界中から集められた蓮を見ることができます。
蓮花の見頃の時期は、きっと魅了されてしまうほどキレイなんでしょうね!
行田蓮は6月下旬~8月上旬が見頃のようで、時期は過ぎていましたが咲きかけの蓮花を発見!
公園内は古代蓮池以外に、水生植物園、水鳥の池、牡丹園、梅林、お花見広場、ほたるの里があり、見たい動植物の見頃に合わせ一年中楽しめるようになっています。
また、冒険遊び場や釣堀もあるので、家族連れで訪れても楽しめます!
公園内の探索を楽しんだので「古代蓮会館」に入ります。
入館料は大人400円、子ども200円です。
入り口にクーポンのQRコードがあり、20%オフで入館できました!ラッキー!
館内の展示室では、行田蓮のみならず、行田の自然についても詳しく学ぶことができます。
田んぼアート目的で来ましたが、展示室を見てまわると行田への興味が深まりました!
古代蓮の里に咲く蓮花のレプリカが展示してありました。
蓮花ってあまり見たことありませんでしたが、こうやって見てみると色の違いやたくさんの品種があることにびっくり!
来年、蓮花の見頃の時期にまた来たい気持ちが高まりました!
エレベーターに乗って展望室へ向かいます。高さなんと50mもあるそうです!
エレベーターを降りて、まず目に飛び込んできたのは、今秋放送予定のドラマ「陸王」の田んぼアート!
行田が舞台のドラマだそうです。
周りには高い建物がないので行田の町が360°一望できます!
この写真ではわかりにくいですが、肉眼でうっすらと富士山も見えました。
「陸王」の田んぼアートがメインなのかと思っていましたが、今年は田んぼアート10周年なので2面の田んぼアートを作成されたそうです。
こちらがメイン会場!2017年のテーマ「イナダヒメノミコトとスサノオノミコト」
稲田の女神であるイナダヒメノミコトとその夫スサノオノミコトが、いろんな品種の稲で表現されています。
2008年(平成20年)から取り組まれてきた田んぼアート、回を重ねるごとに規模が大きくなり、2015年(平成27年)には世界最大の田んぼアートとしてギネス世界記録(公式認定記録:27,195平方m)に認定されました!
「陸王」も迫力ありましたが、こちらはさらに大迫力!さすが世界最大の田んぼアート!
季節や天候、時間によって彩りも変化があるようで、10月中旬までが見頃だそうです。
これは一見の価値ありです!ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。